うれしい驚きとすごい効果

不登校やひきこもり(重い場合)は通いコースよりは、合宿のプログラムがいいという。
息子を参加させることにした。
今度は息子も嫌とは言わないだろう。
大好きな先生なのだ。
合宿の前までに先生と息子はカウンセリングを何度かした。
息子は先生に「治りたい!」「よくなりたい」「今の状況から抜け出したい!」という前向きな言葉をはじめて出した。
息子もあらためて苦しんでいると言うことがわかった。
すっかりいじけきって、絶望の状態にいた姿に私は正直腹が立っていた。
どん底に陥ったら、いや、どん底に陥ったからこそ立ち直ってやるという気概が何よりも必要だと思っていた。
情けないことに、岩波先生に出会うことで、前向きな気概が生まれだした。
その気持ちを何とかサポートしてやることが、親のつとめだろう。
そして、一気に挽回させなければならない。
年齢的にも立ち直らせるギリギリの崖っぷちにあるだろう。
全力でサポートしてやろうと決心した。
心のトラブルにとても識見が高い先生なら何とかしてくれるだろう。
そう確信を強く持っていた。それは妻とても同じだ。
合宿に通わせる日になった。
希望を持って送り出した


そして、希望を携えて息子は戻ってきた。
大きくなったなと感じた。
あれだけいじけきっていた表情が、とてもすっきりしていた。
あ、変わったんだな、と思った。
それは会話をしなくてもわかった。
大学に行きたい、といった。そして夢と目標を見つけたとも言った。
大検を受ける、と。
また「今まで迷惑をかけてすみませんでした」と妻と私に謝った。
私たちはジーンと来てしまった。
さっそく先生にお礼を言った。

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01.私の長男が登校拒否児に
02.塾・児童相談所・カウンセリングをやらせる
03.子育て、しつけの方針転換を強いられる
04.学校生活と社会生活からはじかれる
05.息子の甘えと私たちの甘さ
06.非社会生活とダメ人間になっていくことの怖さ
07.子供が生きる屍となっていく
08.妻が深刻なノイローゼ(うつ状態)に
09.ひきこもり・ニート・ダメ人間へ一直線
10.薬物療法によるだるさ・眠気・一日中寝ているように
11.ついに部屋から一歩も出なくなる。完全な引きこもり
12.「死ね!」「消えろ!」 家族全員がノイローゼへ
13.無理矢理ひきこもる部屋に突入ス
14.不登校・引きこもりが解決しないことへの脱力感
15.とあるきっかけから…あるセラピストへ
16.一筋の希望から大きな大きな希望へ
17.本物のセラピスト、そして人間的な包容力
18.不登校、ひきこもりにうれしい驚きとすごい効果
19.息子がやる気になる・岩波先生への感謝と感激
20.不登校脱出へただ一つ言えること

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