息子がやる気になる・岩波先生への感謝と感激

大検に合格するため塾に通い出した。
更にバイトも始めた。
夢を実現させるためにアメリカに行くための費用だ。
全部独力で稼ぐらしい。
前向きなんてものではなく、同世代の人と比べてもはるかに先を進んだ考えを身につけていた。
息子も、この悩みを経験していなかったなら、岩波先生と出会うことはなかったし、そこに関しては「悩んでよかった」といっていた。
私もその通りだと思う。
雨降って地固まる、ということわざの通りだった。
家族全員ノイローゼに陥り、失ったものはとてつもなく大きかった。
しかし、なった以上はぐずぐず言わず、取り戻していくしかない。
が、最後の最後で立ち直らせることが出来ただけ幸せなことかもしれないが、
大きな大きな代償だった。
人の心の難しさや矛盾といったものを思い知った。

先生のことを、息子はしきりに褒めていた。
同時に自分に情けない気持ちもした。
合宿の期間は心がすっかり洗われたし、自分の問題もよくわかったし、自分の弱点も思い知った。
とても充実していた、と。
もう二度とあんな悲惨な思いは嫌だし、もうならないと約束すると断言したとき、息子が頼もしく思えたからよしとしよう。
あらためて、先生にお礼を言った。
私の人生で、あの方ほど感謝している人は他にいない。
ほんとうに素晴らしい方だった。
すごい方だったといったほうがいい。
息子も同じ意見だろう

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01.私の長男が登校拒否児に
02.塾・児童相談所・カウンセリングをやらせる
03.子育て、しつけの方針転換を強いられる
04.学校生活と社会生活からはじかれる
05.息子の甘えと私たちの甘さ
06.非社会生活とダメ人間になっていくことの怖さ
07.子供が生きる屍となっていく
08.妻が深刻なノイローゼ(うつ状態)に
09.ひきこもり・ニート・ダメ人間へ一直線
10.薬物療法によるだるさ・眠気・一日中寝ているように
11.ついに部屋から一歩も出なくなる。完全な引きこもり
12.「死ね!」「消えろ!」 家族全員がノイローゼへ
13.無理矢理ひきこもる部屋に突入ス
14.不登校・引きこもりが解決しないことへの脱力感
15.とあるきっかけから…あるセラピストへ
16.一筋の希望から大きな大きな希望へ
17.本物のセラピスト、そして人間的な包容力
18.不登校、ひきこもりにうれしい驚きとすごい効果
19.息子がやる気になる・岩波先生への感謝と感激
20.不登校脱出へただ一つ言えること

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