息子の甘えと私たちの甘さ

一方、長女は順調そのものに見えた。
それをみると、なんで兄の方はああなってしまったのか、いつも疑問に思っていた。
だからこそ、長男の「甘え」が脳裏をよぎった。
日本社会と家族に甘えているからだ。
やはり学校には無理矢理行かせた方がよかったか? 
そっちのほうが感謝をのちのちされるだろう、と思った。
俺はなんて甘いんだと自己嫌悪に陥った。
教師失格だ。
根負けして不登校を許したことをさんざん後悔した。
それでよけい図に乗ってしまったのだ、と。

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01.私の長男が登校拒否児に
02.塾・児童相談所・カウンセリングをやらせる
03.子育て、しつけの方針転換を強いられる
04.学校生活と社会生活からはじかれる
05.息子の甘えと私たちの甘さ
06.非社会生活とダメ人間になっていくことの怖さ
07.子供が生きる屍となっていく
08.妻が深刻なノイローゼ(うつ状態)に
09.ひきこもり・ニート・ダメ人間へ一直線
10.薬物療法によるだるさ・眠気・一日中寝ているように
11.ついに部屋から一歩も出なくなる。完全な引きこもり
12.「死ね!」「消えろ!」 家族全員がノイローゼへ
13.無理矢理ひきこもる部屋に突入ス
14.不登校・引きこもりが解決しないことへの脱力感
15.とあるきっかけから…あるセラピストへ
16.一筋の希望から大きな大きな希望へ
17.本物のセラピスト、そして人間的な包容力
18.不登校、ひきこもりにうれしい驚きとすごい効果
19.息子がやる気になる・岩波先生への感謝と感激
20.不登校脱出へただ一つ言えること

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